今日は朝から外国人さんが一人でご来院。
予約は無しで飛び込みでした。
いきなり私に向かって
「
Can you speak English?」
(あなた英語しゃべれますか?)
すかさず私は
「
...Little」
(・・・少しだけね)私は以前六本木で働いていたことがあったので、外国人さんと話す事に
ビビったりしません。
いや別に英語がベラベラ話せるわけではないのですが、簡単な単語と
身振り手振りでなんとかなるんですよ、ホントに。
それに六本木辺りのアホアホ外国人と話すこととくらべたら、今回の
人は真面目そうな方だったので、へっちゃらです。
で、用件はと言うと、肩から腕が痛い、と。
そしたらその外国人さん、当院にある骨で描かれた人体図を手に取り、
「
Here,here,and here,ok? problem~がなんちゃらかんちゃら」
(こことここの骨が原因で痛いんだよ、わかるかい?あとここが問題なのさ)と自分の身体の悪いところを私に教え始めたのです。
これは確実にカイロを受けたことがあると判りました。
しかも自分の身体の悪い部分を的確に答えています。
マニアですね。カイロマニア。
そして最後に、指圧のような感じで指を突き出し、
「
Do you know? カッ カッ」
(骨をカッカッと鳴らして欲しいんだよ。わかるだろ?お前はそういう男だろ?)どうやらこの方、母国かどこかで、骨をボキボキされたら一発で痛みが
取れた経験をお持ちのようで。
とにかく骨をならしてくれとおっしゃっております。
しかし当院は骨ボキボキは、基本的にやっておりません。
なぜなら骨ボキよりも時間をかけて筋肉をゆるめることが重要だと私は
考えているからです。
それにボキボキやるのは苦手なんです。
なぜかと言いますと、私自身がボキボキされると首がおかしくなってしまうからなんですね。
自分がまずいと思うラーメンを自信持ってお客さんに出せますか?
という事で「ボキボキやれば良いってもんじゃないよ、筋肉を緩めるのも良いもんだよ」
と伝えたいのですが、そこまで複雑な英語は私は喋れませんので、
「
Muscle,muscleねー」
(うちは筋肉メインだよ)と簡単に言うと、
「
No bones? oh, thank you.」
(ボキボキやんねーのかよ?こいつはとんだオカマ野郎だぜ!)とおっしゃられて、帰られました。
私は自身の英会話能力の低さに絶望しながらも、他の患者様を施術していると
しばらくして今度は日本人の方と一緒にご来院されました。
その方によると、どうしてもボキボキしてくれるところに行きたいので、
この近くにボキボキしてくれる知り合いの整体院はないか?と聞きにこられたのです。
そこで私はノートパソコンを持ち出し、私の卒業した学校の先輩が経営されている
整体院を教えると、そちらに二人で向われました。
とりあえずその先輩がなんとかしてくれるだろうと思い、普段と同様に
営業していますと、またしばらくしてその外国人さんがご来院されました。
どうやら私が紹介した院で施術してもらって、かなり楽になったと喜んでおられます。
いやー良かったですねーと思っていると、
「
Thank you!」
(お前、男だよ)と言って、なにやら袋を私に差し出してくれました。
その方はワイン会社の社長さんらしく、なんと(なぜか私に)ワインをプレゼントしてくれたのです!
ドマイン・ボウカベイレ・・・?読めません! 私は何もしていないのですが、とりあえずありがたくいただいておきました。
いやー施術もしていないのに、ワインがいただけるとは。こういう事もあるんですねー。
人生って面白いです。ありがとうございました。
でも私、酒飲めないんですけどね。
チビチビ飲んでなんとか頑張って空けます。
※文中の和訳に一部誇張された表現がありますが、ご了承ください。
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品川区 整体 大井町
武川
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